OB会役員の奨学生生活体験談
「忍耐力」や「プラス思考」の大切さを実感
私が毎日奨学生を利用したのは、毎日奨学生が通う大学受験予備校の「毎日セミナー」入学がきっかけでした。当時、大学受験に失敗し、受験を諦めて仕事をすべきか悩んでいたので、仕事をしながら受験ができる新聞奨学生という制度に魅力を感じ、迷いなく始めました。
しかし、現実はそんなに甘いものではありませんでした。早朝の配達業務。予備校が終わると夕刊の配達、付帯業務。就寝前に、疲れや睡魔と闘いながらの勉強‥‥‥。
ただ、そんな厳しい日々だったにもかかわらず続けることができたのは、販売所の所長さんや毎日セミナーの先生、毎日育英会の職員、同じ奨学生として頑張っている仲間等、多くの方々の励ましや助言があったからだと思っています。
その後、大学を卒業し、教員として社会に出てからも、この新聞奨学生としての経験は大いに活かされました。学校現場で起こった様々な困難を乗り越えるたびに、奨学生時代に身に付けた「忍耐力」や「プラス思考」の大切さを実感しました。
最後に、私の好きな言葉に「夢はでっかく、根は深く」という言葉があります。
夢の実現はそう簡単なものではありませんが、新聞奨学生としての経験は何事も諦めない強い心を育て、人としての「根を深める」制度だと思います。もし、迷っているなら是非挑戦して下さい。
プロフィール

毎日奨学生OB会副会長
北山 勇(第23期生)
千葉県出身
昭和46年生まれ
立教大学社会学部 卒業
市川市教育委員会 勤務