毎日セミナーの設立は1968年。毎日新聞社が新聞奨学生のために創設した予備校ということもあり、都内の大学の先生方が何名も講師を務め、1969年には各種学校として東京都知事の認可を得ています。毎日セミナーの生徒は、新聞配達をしながらの受験勉強ですから、決して楽な道ではありませんが、第1回生は早稲田大学に3名合格しています。以後、毎年仕事と受験勉強の両立を果たしたせ生徒達が大学という門をくぐっていく中、1979年にいち早くOBの大学生がアドバイザーになる制度を設けました。アドバイザーは、自らの奨学生経験をもとにして、勉強や進路のことはもちろん、販売店の仕事や生活上のことでも相談相手となり、励まし役を務めています。授業の面では科目ごとの学力別クラス編成で、生徒の理解の効率化を図っていますが、自習や個人指導の環境整備も進め、1993年に専用の自習室を新設しました。また、毎日新聞にあって新聞奨学生のための予備校設立に力を尽した関田範雄氏を記念する「関田賞」など各種の賞を設けるなど、勉強と仕事に励む生徒を表彰しています。

 
 

 毎日セミナーの生徒の勉強時間は限られています。しかし、1年間で驚くほど学力を伸ばし、大学に合格していく人が何人もいます。もちろん本人の意思と頑張りがなければ、働きながら大学受験を勝ち抜くことはできませんが、合格するセミナー生には、成功するだけの理由があると私は思います。その理由とは、時間的制約を超える利点を二つ持っていることです。新聞奨学生として受験勉強をすることには、大きな利点があるのです。一つは「生活のリズムが」が生まれるということです。朝夕刊を配達することにより、昼間は勉強に集中するという1日の勉強のサイクルが確立できます。そしてこの勉強のパターンを継続すれば、1年間でかなりの量の知識を習得することができます。気分が乗ったときだけ勉強しても、それが短期間しか続かなければ、身につけた知識は断片的なもので終ってしまうでしょう。しかし「生活のリズム」を保ち、1年間継続して勉強を続けることにより、知識を体系的に身につけ、実戦力を計画的に養成することができるのです。二つ目は、配達で身体を動かすことが勉強にプラスになるということです。勉強で頭だけを使っていると集中力が低下してきます。しかし配達で毎日朝晩体を動かすことにより、勉強に対する集中力が生まれ、学習の能力を維持することができます。朝早く起きるので昼間はたしかに眠くなります。しかし自活して大学を目指そうという強い意志を持つ人ならば、勉強と仕事と睡眠のバランスを維持し、大学に合格できると思います。毎日セミナーの生徒達が、毎年そのことを証明しています。

 

毎日セミナー英語科講師
寺田 孝
毎日セミナーOB 早稲田大学法学部卒。
1991年より毎日セミナー英語科講師。
英語の授業を文法、長文から会話表現
まで幅広く担当。
個人指導にも多くの時間を割いている。
1997年英検1級合格。
2005年11月第119回TOEICスコア950。