|
|
新聞配達をしながらの予備校生活って「大変なのかな」とか「最後まで続けられるのかな」って、不安に思う人がいるかもしれません。毎朝同じ時間に起きて朝刊を配達し、疲れた体を押して予備校に通い、さらには夕刊の配達、この繰り返し。一見、何の仕事もしないで勉強に専念できる他校の予備校生と比べて、ハンデを背負っているように見えます。しかし、新聞配達は、本人の気持ち一つで大学受験への大きな支えにもなってくれます。毎日決まった生活時間の中から10分でも5分でもいい、細切れの時間をいかに効率よく使えるかを考えるようになります。また、販売所では仕事もあって、そう長く勉強時間はとれない分、授業で扱う1回1回の問題を大切にし、味わい尽くし、より多くの知識を吸収しようとします。朝早く起きなければならないので、夜更かしすることもありません。そして何より、4月から2月の試験までの間、危機意識を最後まで失うことなく受験勉強に励むことができるのです。おそらく、新聞奨学生というのは、予備校生が合格のために当然すべきことを、より確実にこなすことができる制度ではないでしょうか。仕事に慣れ、自分の生活リズムを崩さず、今述べたことができるようになれば、この1年間はけっして乗り越えられないハードルではありません。
|
|
新聞販売所に入った当初は、仕事を覚えることに追われました。アルバイトの経験がなかったこともあり、実際に仕事が始まってみると、慣れないことばかりでかなり戸惑いました。不着、誤配といったミスもしました。けれども、奨学生は自分だけという販売所で、所長さんや他の従業員さんの指導と協力で、2カ月後には軌道に乗せることができました。
仕事が軌道に乗ると、次はそれを勉強と両立させて継続に移す段階です。勉強はとにかく毎日セミナー中心でやりました。セミナーでは、学習すべき内容は基本的に各教科のテキストに収められているため、とにかくテキストを集中的にやりました。それに副教材や小テストもあるのでまったく不足はありません。教材は生徒の限られた時間を考慮して作られているので、正しく使えば間違いなく学力がつきます。さらに英作文や記述の添削指導を個別にしてもらえ、どの程度身に付いたかを計りながら、2次対策にもなりました。仕事も勉強も軌道に乗り始めたあたりから受験本番までは、
生活は一定のリズムの繰り返しです。ひたすら地道にこの状態を継続させていくのは簡単ではありませんが、合格のためにはもっとも効果的だと思います。
|